茶の湯美術館

最近といっても結構前になりますが
CMのディレクションをしました。

茶の湯美術館

この美術館は岐阜の飛騨高山にあり
茶道に関するたくさんの品々が展示されています。
初代・長次郎から15(当)代・吉左衛門の樂家歴代の器を一堂に公開し、
別棟では人間国宝が作った器でお茶を楽しむことができます。

その美術館のテレビCMのディレクションをご依頼いただきました。

茶道の精神をきちんと理解しているかどうか分からないですが
僕は茶道を以下のように捉えています。

茶道とは
「意識を変えて日常を見ることでそこに非日常なものを見いだす事」

その非日常なものというのは「美」であり「新しい価値観」であります。

千利休が祖末な茶碗に美を見出したように
意識を変えることで
誰でも日常に美しさを発見することができると思います。
つまり既出でありきたりの美しい物を
茶室に集めることが茶道ではなく
新しい視点で物事を眺めることこそが茶道の本質であると。

その意味を反芻しながらこの撮影に望みました。

映像中にある灯籠や木や花はいつも美術館の庭にあるものです。
それぞれの物の背景に白い布を垂らすことで
いままでと違った見え方を提案できると思いました。

ただ背景を白くすることでいつもと違う風景になる、
或は美しいと感じてもらえれば嬉しいです。

コメント:7

まひこ 2009/12/22 8:39 PM

やっぱ すいせいさんは すごいなあ
いいとおもいます!

木村 2009/12/22 9:18 PM

いつもそこにある、日常的なフォルムが鮮明に、また美しく感じられるように、工夫されていますね!
人が造った茶道具の線や形、自然が創った岩や花の線や形、そのシンプルな対比の見せ方も、
なんか人間の意志と造形力が自然にも不自然にも超自然にもなり得るんだなと、個人的には感じました。
要するに一流の茶道具で非日常を頂ける、ということが伝わりました。

樋口 2009/12/23 9:39 AM

>まひこさん
ありがとうございます。
映像は初めてだったのでなかなか大変でした。
まず関わる人数が多いので納得いくまで作り込むとかが難しいです。
あとやってみてですが
実はけっこう音楽が重要だと思いました。
佐藤雅彦もそんなようなことを言ってました。
>木村くん
人間にとっての自然は全てですね。
人間と自然の距離感が芸術なのではと
ふと思ったりします。
ってもちろん人間も自然の一部なんですが・・。

もりもり 2009/12/23 7:35 PM

すごい!すてき!
飛騨高山いきたい!!!

樋口 2009/12/24 2:00 PM

>もりもり
感想ありがとう。
飛騨高山はすごくいいよ。
あそこは秘境だね。
でも適度に観光地だし。
朴葉味噌とかも美味しい。

田村 2009/12/27 6:03 AM

mixiのリンクから見に来ました。
樋口さんは独特の世界観があって、表現にすることができて、
できたものもなんだか安心して見られるのがいいと思いました。
いろいろな事が書いてあるしおもしろい。

樋口 2009/12/27 11:15 PM

>田村くん
こないだはパーティ行けずにすみません。
感想ありがとうございます。
独特の世界観と言われると照れますが
まだまだ自分の物の見方は
きちんと確率されてないなあと思っています。
いい目を持ちたいですね。

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