2011年11月

民藝の季節

 

 

今年も民藝館展が開催されます。
いいものを買おうと思っている方は早朝から並んだ方がいいですよー。

現代における民藝の存在理由って
もしかしたら無駄を含んでいる部分にあるのかもしれません。
民藝と現代の製品をぴったりと合わせてみると
民藝の方が無駄を含んでいるぶんはみ出ることが多いと思います。
大きくはみ出ることもあれば小さくはみ出ることもある。
しかし無駄があるから現代の製品より劣るということではなく
むしろその無駄によって逆に機能性が高まっている気がしています。

って抽象的過ぎてなんのことか伝わらないですよね。
でも実際に目で見て、手で触れて、使ってみると分かると思います。
実用品で日用品ってところが民藝のいいところなので。

日本民藝館展
新作工芸公募展
2011年12月10日(土)~23日(金・祝)

色感と味覚について

大学時代に先生から「色感(*)がいい人は味に対する感受性もいいんだよね」
と聞いたことがあります。
その時は特に気に留めなかったのですが
あとあと考えてなるほどなあと思うようになりました。

というのは「美味しい食べ物にありつくには」
色感って必要不可欠な能力じゃないかと考えるからです。

例えば今日穫れたレタスと昨日穫れたレタスをビビッと見極めるには
素材の状態をきちんと判断しなければいけません。
嗅覚的・触覚的な情報も大事ですが
まずは視覚的な情報からどちらのグリーンが
みずみずしくて鮮やかなのか判断するのだと思います。
また単に美味しいってだけでなく
腐ってるものを食べることは体に対してダメージなので
色合いが悪いからこれは口に入れないでおこうという判断は
身体を守るうえでも大事な能力と言えると思います。

色感がいい遺伝子を持っていた人は新鮮な美味しいものにありつくことができ、
さらには食中毒などから身を守ることができた。
そういう経験が味覚の発達に影響を与えたのではないかというのが僕の持論なのです。

一流の料理人ほど盛りつけが上手で
色彩豊かな食欲をそそるひと皿を完成させるのもそのような理由からかもしれません。
つまり料理人にとって「料理が上手ということ」と
「盛りつけが上手ということ」とは同じ意味じゃないかと。
美味しく見えるよう盛りつけるには色の系統を揃えるのではなく
緑、黄、赤それぞれの色の素材を使うセオリーがあるのですが
それも栄養学的なバランスが関係しているのでしょうか。

前々からファッションセンスがいい人がモテるのは不思議だと思っていました。
論理的に考えると不思議じゃないですか?
デザイナーがいうのも何ですがセンスって実務的には役に立たないものですから。
経済力や体力や知力などのまえではファッションセンスってあまり有効性がない気がします。
しかし、と考えてみました。
もしファッションセンスから色感の善し悪しがわかるのであれば
とても現実的で実務的な能力を判断している可能性はないでしょうか。
センスがいいってのはただ表面的なことではなく、その相手と結婚して子供ができた場合、
家族が健康になれるかという重要な要素に繋がっているかもしれないのです。

などということを日々つらつらと考えております。
暇なのかってつっこみが入りそうですが…。

ちなみに僕は色感はいい方です。実務的に。

今日もすいせいブログに来ていただきありがとうございます。

*色感とは字そのままの「色に対する感受性・感度」のことで、
色感がいい人はいろんな色を効果的に使える人のことです。
実は美大や美術関係の間で色感が良くない人は
どれだけ努力しても良くならないという定説があります。
デッサンにおいて形を正確に把握するとか明暗を識別するなどは努力でカバーできるけど、
色感は絶対音感と同じもので天性のものらしいです。

知りたいこと

当ウェブサイトのログを見ていると色々なキーワードで検索されていることがわかります。
世相を反映したものから(最近は農業系が多い)、行間を読むと意味深なものまでさまざま。
そんなキーワードの一例をご紹介。
 
 
◎中華 模様 意味
そうですね。模様には深い意味が。
これが現時点での僕の答えです。
空白恐怖症の中国、寿司デザインの日本
 

◎デザインとは?
ひとことではなかなか言えないなあ。
デザインってユーザーとの関係性なので、
定義は個々によってだいぶ変わるじゃないでしょうか。
まあ、少なくとも定義のひとつに
「機能という属性を持つもの」ってのは含まれると思います。
 

◎なぜ人は花を美しく感じるのか?
◎なぜ人は宝石を美しいと感じるのか?
◎なぜ絵画を美しいと感じるのか?
これも美と人間の関係性ですね。
美は存在しないから、存在すると言えるのでしょう、逆説的に。
人と美
 

◎グラス うすいほうがうまい
おっ、僕もそう思います。
ビールまでの距離
 

◎スペース 埋める デザイン
そういうデザインはモダニストからは徹底的に批判されそうですがさにあらず。
機能の定義を広げてみれば無駄なものも無駄ではない。
 

◎下北沢 26m道路
こういう計画があり反対しています。
Save the 下北沢
 

◎無有好醜 意味
民藝についてはこちらを。
究極の「ふつう」とは?
 

◎うなぎ屋さんは儲かる仕事か?
美味しくて値段が適正であればそこそこ儲かると思います。
うなぎって代替不可な食べ物なので。
「うどん屋混んでいるからそば屋にしようか?」
っていう風にあんまりお客さんは流れないですよね。
いや、まじめな答えを期待されてないか…。
美味しい鰻屋さんのデザインがやりたい。
 

◎音楽家から美容師
わからないですが才能があればいけるんじゃないでしょうか。
 

◎繊細じゃない自分が嫌
でも、繊細じゃない自分はお強いと思いますよ。
繊細さと強さ
 

◎樋口賢太郎 マジシャン
残念ながら人違いだと思います。
マジシャンではありません。
すこしなら手品できますが。

切りがないのでこのへんでー。

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