色感と味覚について

大学時代に先生から「色感(*)がいい人は味に対する感受性もいいんだよね」
と聞いたことがあります。
その時は特に気に留めなかったのですが
あとあと考えてなるほどなあと思うようになりました。

というのは「美味しい食べ物にありつくには」
色感って必要不可欠な能力じゃないかと考えるからです。

例えば今日穫れたレタスと昨日穫れたレタスをビビッと見極めるには
素材の状態をきちんと判断しなければいけません。
嗅覚的・触覚的な情報も大事ですが
まずは視覚的な情報からどちらのグリーンが
みずみずしくて鮮やかなのか判断するのだと思います。
また単に美味しいってだけでなく
腐ってるものを食べることは体に対してダメージなので
色合いが悪いからこれは口に入れないでおこうという判断は
身体を守るうえでも大事な能力と言えると思います。

色感がいい遺伝子を持っていた人は新鮮な美味しいものにありつくことができ、
さらには食中毒などから身を守ることができた。
そういう経験が味覚の発達に影響を与えたのではないかというのが僕の持論なのです。

一流の料理人ほど盛りつけが上手で
色彩豊かな食欲をそそるひと皿を完成させるのもそのような理由からかもしれません。
つまり料理人にとって「料理が上手ということ」と
「盛りつけが上手ということ」とは同じ意味じゃないかと。
美味しく見えるよう盛りつけるには色の系統を揃えるのではなく
緑、黄、赤それぞれの色の素材を使うセオリーがあるのですが
それも栄養学的なバランスが関係しているのでしょうか。

前々からファッションセンスがいい人がモテるのは不思議だと思っていました。
論理的に考えると不思議じゃないですか?
デザイナーがいうのも何ですがセンスって実務的には役に立たないものですから。
経済力や体力や知力などのまえではファッションセンスってあまり有効性がない気がします。
しかし、と考えてみました。
もしファッションセンスから色感の善し悪しがわかるのであれば
とても現実的で実務的な能力を判断している可能性はないでしょうか。
センスがいいってのはただ表面的なことではなく、その相手と結婚して子供ができた場合、
家族が健康になれるかという重要な要素に繋がっているかもしれないのです。

などということを日々つらつらと考えております。
暇なのかってつっこみが入りそうですが…。

ちなみに僕は色感はいい方です。実務的に。

今日もすいせいブログに来ていただきありがとうございます。

*色感とは字そのままの「色に対する感受性・感度」のことで、
色感がいい人はいろんな色を効果的に使える人のことです。
実は美大や美術関係の間で色感が良くない人は
どれだけ努力しても良くならないという定説があります。
デッサンにおいて形を正確に把握するとか明暗を識別するなどは努力でカバーできるけど、
色感は絶対音感と同じもので天性のものらしいです。

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