すいせい

category
archive
このブログは
デザイナー樋口賢太郎が
綴る日々のことです

 

承前

 

彼らが考えていることは、世の中に潜在的にいる農業をやりたい人々を後押しし、
農業に従事させるというものでした。
これだけだと普通の話です。

 

彼らの視点が面白かったのは、実家が農家の人々を中心に後押しをするという点でした。
農業を始めるには当然のことながら農地が必要です。

 

普通のサラリーマンが農業を始めたいと思っても
農地法により簡単には農地を取得することが難しいのが日本の現状です。
しかし実家が農家なら明日にでも始められます。
それに親からの相続なら農地法に関係なく農地を相続できます。
また最初は収入がなくても実家だと家賃も食費もかかりません。
地域の人はみんな顔見知りで、技術指導は親から受けられる環境にいる
農家の息子・娘はこれ以上ない担い手という訳です。

 

彼らの団体名はそのまま「農家のこせがれネットワーク」といいます。
段々とプロジェクトの話を聞くにつれ、「こせがれを農家に戻すこと」だけでなく
日本の農業をも変えたいという意思を持っていることが分かりました。

 

日本には耕作放棄地という使われていない農地が39万ヘクタールもありますが
その耕作放棄地をゼロにしたいというプロジェクト、
ビジネス社会で戦っていける農家を育てるプロジェクト、農業指導の学校をつくるプロジェクト、
美味しくて安全な野菜をきちんとブランド化し新しい流通経路まで開拓するプロジェクト、
等々話をお聞きしていると「こせがれを実家に戻す」という話では 収まりきれなくなってきました。

 

その時のご依頼は「農家のこせがれネットワーク」のロゴマークと 団体の活動が分かるウェブサイトだけでした。
しかしそのような大きなビジョンを持っていると
今後「農家のこせがれネットワーク」という屋号の元で活動していくのは 難しくなっていくでしょう。

 

そこで新しいプロジェクトの名称を考えるところからスタートできないかとご相談してみました。

 

彼らの返事は「yes」でした。

 

次回に続きます。

 

コメント:0

承前



 

いろいろと案を出した結果、プロジェクトの名称は REFARM に決まりました。

 

日本の「農業=農場」全体をRE(再生)するというコンセプトです。
青と緑の色面はそれぞれ「空」と「畑」を表しています。
キャッチコピーとして「これからの農業標準をつくる」という言葉もセットで提案しました。
そこにはREFARMというブランドが日本の標準をつくり
農業全体に変革をもたらして欲しいという希望が込められています。

 

このアイデンティティは可変型で ロゴと色面の組み合わせで何通りもつくることが出来ます。

 

<展開例>

この中から好きなデザインが選べます。 まだこのプロジェクトは始まったばかりです。 農業を変えるというのは長期的な取り組みになるので ゆっくりとお手伝いをしていければと思っています。

 

コメント:0

千葉遠征

2022.03.23

あるプロジェクトで、先日千葉まで出張に行ってきました。

 

和火やってます。

※ただいまブログの引越し中です。旧ブログをご覧になりたいかたはこちらにアクセス願います。

コメント:0
  1. Transaction №RM61. Go to withdrawal => https://telegra.ph/BTC-Transaction--980325-05-10?hs=3ed5cd1567cecd0758ac59e06839ab50& より:
    あなたのコメントは管理者の承認待ちです。これはプレビューで、コメントは承認後に表示されます。
    gg9cec

だいぶ久しぶりになりますが、仕事例を追加しました。

 

和火やってます。

※ただいまブログの引越し中です。旧ブログをご覧になりたいかたはこちらにアクセス願います。

コメント:0

足利遠征

2022.05.27

先日仕事で栃木県の足利市に行ってきました。

初めてだったのですが、歴史ある住みやすそうな街でした。

 

 

和火やってます。

作家活動やってます。

※ただいまブログの引越し中です。旧ブログをご覧になりたいかたはこちらにアクセス願います。

コメント:0