すいせい

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デザイナー樋口賢太郎が
綴る日々のことです

千葉遠征

2022.03.23

あるプロジェクトで、先日千葉まで出張に行ってきました。

 

和火やってます。

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だいぶ久しぶりになりますが、仕事例を追加しました。

 

和火やってます。

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日本はいま農業ブームのようです。

 

ブルータスでもちょっと前に農業特集をやってましたし
ビジネスの世界でも農業バブルが来ると囁かれてているようです。
僕自身も昔から農業に興味があり 山梨の田植えに参加したり、
有機農場のブランディングを担当させていただいております。

 

なぜ農業に興味があるかというと理由は簡単で シンプルに「美味しい野菜」が食べたいからです。
美味しい野菜を食べるには「野菜=農業」について詳しくないといけない、それゆえ興味があるのです。
美味しければ別に少し値段が高くてもかまいません。
商品を購入することと株式会社の株を購入することは同等だと思っているので
他野菜よりも少しだけ高い値段でその農場を支えて行ければなによりです。

 

バブルが来ると言われている一方で日本の農業はいま深刻な問題を抱えています。
食料自給率は40%を切り、農家の方々は慢性的な後継者不足に悩んでいます。
僕が多少高めにお金を払ってもそれらの問題が解決しないことは目に見えています。

 

そんな中、日本の農業を変えたいんだと言う人々に出会いました。

 

「かっこよくて・感動があって・稼げる3K産業」という方向に
農業がシフトできれば日本の農業の未来は明るいと考えている人々です。
そのプロジェクトの詳細をお聞きして 「おっ、それは面白い」と思いました。
元々はその団体のロゴマークのご依頼だったのですが
そういう動機を持っているなら別のアプローチがあるだろうと考え
団体の方向性を含めたデザインを提案をしました。

 

その詳細については次回お話したいと思います。

 

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承前

 

彼らが考えていることは、世の中に潜在的にいる農業をやりたい人々を後押しし、
農業に従事させるというものでした。
これだけだと普通の話です。

 

彼らの視点が面白かったのは、実家が農家の人々を中心に後押しをするという点でした。
農業を始めるには当然のことながら農地が必要です。

 

普通のサラリーマンが農業を始めたいと思っても
農地法により簡単には農地を取得することが難しいのが日本の現状です。
しかし実家が農家なら明日にでも始められます。
それに親からの相続なら農地法に関係なく農地を相続できます。
また最初は収入がなくても実家だと家賃も食費もかかりません。
地域の人はみんな顔見知りで、技術指導は親から受けられる環境にいる
農家の息子・娘はこれ以上ない担い手という訳です。

 

彼らの団体名はそのまま「農家のこせがれネットワーク」といいます。
段々とプロジェクトの話を聞くにつれ、「こせがれを農家に戻すこと」だけでなく
日本の農業をも変えたいという意思を持っていることが分かりました。

 

日本には耕作放棄地という使われていない農地が39万ヘクタールもありますが
その耕作放棄地をゼロにしたいというプロジェクト、
ビジネス社会で戦っていける農家を育てるプロジェクト、農業指導の学校をつくるプロジェクト、
美味しくて安全な野菜をきちんとブランド化し新しい流通経路まで開拓するプロジェクト、
等々話をお聞きしていると「こせがれを実家に戻す」という話では 収まりきれなくなってきました。

 

その時のご依頼は「農家のこせがれネットワーク」のロゴマークと 団体の活動が分かるウェブサイトだけでした。
しかしそのような大きなビジョンを持っていると
今後「農家のこせがれネットワーク」という屋号の元で活動していくのは 難しくなっていくでしょう。

 

そこで新しいプロジェクトの名称を考えるところからスタートできないかとご相談してみました。

 

彼らの返事は「yes」でした。

 

次回に続きます。

 

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承前



 

いろいろと案を出した結果、プロジェクトの名称は REFARM に決まりました。

 

日本の「農業=農場」全体をRE(再生)するというコンセプトです。
青と緑の色面はそれぞれ「空」と「畑」を表しています。
キャッチコピーとして「これからの農業標準をつくる」という言葉もセットで提案しました。
そこにはREFARMというブランドが日本の標準をつくり
農業全体に変革をもたらして欲しいという希望が込められています。

 

このアイデンティティは可変型で ロゴと色面の組み合わせで何通りもつくることが出来ます。

 

<展開例>

この中から好きなデザインが選べます。 まだこのプロジェクトは始まったばかりです。 農業を変えるというのは長期的な取り組みになるので ゆっくりとお手伝いをしていければと思っています。

 

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